Thursday, December 1, 2011

アイコンタクトの文化は日本に普及するのか?

例えば、休日に買い物をしていて、東京の表参道にあるウィンドウショッピング街を歩いているときに、向かい側からやってくる知らない人と目があったら、あなたはどうしますか?


海外に暮らすことがなければ、こんな質問はきっと自分の中で問いかけることはなかったのだと思うんですが、けっこう衝撃的な文化の違いが、この質問に表れています。


海外、とくにアメリカや北米で暮らしたことのある人なら感じることも多いとは思うんですが、知らない人と目があったときに”目を合わせて笑みを交わし合う”、いわゆるアイコンタクトの文化が、私の住むバンクーバーでは多く見れらます。


また、アイコンタクトだけではなく、会話を交わす光景も多く見られます。


街中ではそこまで多くはありませんが、エレベーターを待っている時に一緒にいる人、コンビニの定員さん、レストランのトイレ(をしている最中、男限定・笑)などでは結構頻繁にあるんです。


なぜ、知らない人とアイコンタクトをとる文化が当たり前なのか?


私の住むバンクーバーは、全人口約210万人の半分が移民で形成されています。また、英語を第二言語とする人々も少なくありません。コトバが違うし、肌の色も違う、育った環境が違うから考え方や価値観も違う。そんな様々な人種が集う街の中で、どのようにコミュニケーションを取りながら街を発展していくのか、というのを考えると、自然とコミュニケーションを多くとる必要が出てきたのだと思います。


それゆえに、知らない人とでもアイコンタクトを交わし、会話をする文化が形成されているのではないか。


さて、日本ではどうか。


こと東京に関していうと、30年近く住んできた街ではあるけれど、私はそのような経験をしてきたことはありません。もちろん、自分が住む地域の既に知っているコミュニティのなかであれば挨拶は交わしますが、それは、何らかしらのつながりが暗黙的にお互いにもっているものの上に成り立っていたのだと思います。


アイコンタクトの文化はとても気持ちが良いです。今後少子高齢化がしていくとか、海外からの労働者数が増えていくとか、そういうことはさておき、どんどん進んでやっていくことが、助け合いの気持ちを強くするきっかけになるのではないかなぁと妄想しています。


この文化を機能的にそして、違和感のない生活の一役割として社会に、僕らの生活に組み込むことはできないか?


そんなことが最近よる寝る前に思うことです。

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