Sunday, January 29, 2012

海外で暮らし初めて、料理が好きになった

27歳からちゃんと自炊をするようになりました。きっかけは初めての海外生活で極貧生活を送っていたこともあるけれど、何より、食材の美味しさ(=新鮮さ)を知ったからというのが本当のところ。


ぼくの住んでいるバンクーバーは、自然が多く、食料自給率がとても高い。農林水産省の統計のデータによると、2007年時点ではオーストラリアについで世界第2位の168%、日本の4倍以上の数字を誇っている。(もちろん自給率と新鮮さが比例はしないけれど。)


自炊をするようになってからというもの、出来る限り多くの食材を買うようにして、出来る限り素材のママの味が生きるような調理をするようになりました。苦手な食材にもチャレンジするように心がけ、文化の違いによる食材の調理方法などもどんどん取り入れました。わりとひと通りの食材は口にしたように思う。


さて、きっかけは食材の美味しさだけれど、1年半もの間、よく自炊が続いていると自分でもびっくりする。なぜかというと、日本に一人暮らしをしていた時、5年間は炊飯ジャーや包丁すら持っていない生活をしていたからだ。


こちらで暮らして初めて分かった料理が長続きする方法は2つ。
1. 心と時間に余裕を持つこと
2. キッチン道具を良いものにすること


1は、人によって絶対値は違うけれど、心と時間に余裕を生むためのポイントはあると考えている。それは、3つ以上の趣味や興味のあることを継続することである。ぼくの場合は、仕事が充実していること/ジムに通うこと/映画を観る、音楽を聞くこと/新しいことにチャレンジする/料理をすることのバランスが非常に良くとれている。これが心と時間に余裕を生むポイントです。

2は、美味しい料理は、手入れがされたキッチンス道具によって作られます。広くて使いやすいキッチン、使い慣れた包丁、愛着のあるまな板など、キッチンスタッフそのものを大切にすることが料理を長続きさせるポイントです。


さて、最近は、器へのこだわりと食材の成分についての知識を求めるようになって来ました。器は自分で作ったものがよいので、時間をつくってつくりにいくつもり。食材の成分は、出来れば時間を見つけて学校に通いたいなぁと思いつつも、暫くは自分の趣味の中で続けるつもりです。

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